万葉集編纂構想論
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万葉集編纂構想論
笠間書院, 2014.2
- タイトル読み
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マンヨウシュウ ヘンサン コウソウロン
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注記
著者「城崎」の「崎」は「山竒」の置き換え
所収論文一覧: p397-400
内容説明・目次
内容説明
万葉集を編み、形作るための志向、その志向を支える理念や主題を「構想」と定義。成立のプロセスや、当時の歴史的実態に還元する読みを排し、現態をあるがままに捉える。全巻に一貫する、「歌を用いて、天皇を中心とした律令社会の理想像をあらわす」構想を読み解く最新の編纂研究。
目次
- 第1部 万葉集編纂研究の現在と展望(伊藤博著『萬葉集の構造と成立』の顕彰と検証;万葉集編纂構想論—本書の志向するところとその概要)
- 第2部 構造論から構想論へ(藤原宮から寧楽宮の和歌へ;寧楽宮前期の構想;つなぐという視点;寧楽宮後期の構想)
- 第3部 部類歌巻の編纂と構想(「部類歌巻」という志向;「羈旅」という部類と編纂;「問答」という表現形式と編纂;「季節」という表現形式と編纂;「譬喩」という表現技法と編纂;「東歌」という世界観と編纂)
- 第4部 構想論・構造論・歌人論(巻六巻末部編纂の構想—巻六の現態の読解を通して巻六編者の想定に及ぶ;末四巻編纂の構想(一)—都びと「家持」が夷に身を置いて歌った都視線の世界;末四巻編纂の構想(二)—移りゆく時(うつろひ)の自覚と永遠への願い)
「BOOKデータベース」 より