プッサンにおける語りと寓意
著者
書誌事項
プッサンにおける語りと寓意
三元社, 2014.2
- タイトル別名
-
Narration et allégorie dans la peinture de Nicolas Poussin
- タイトル読み
-
プッサン ニ オケル カタリ ト グウイ
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注記
文献目録: 巻末p27-45
内容説明・目次
内容説明
17世紀フランスの偉大な巨匠プッサンの絵画は、硬直したアカデミズムの権化か?否。厳格な画面構成には造形的レトリックが駆使され、知性ある眼には豊かな語りと込められた寓意が立ち上がる。
目次
- 序論 研究動向と本研究の位置づけ
- 第1部 寓意を呼び込む修辞的な技巧(『幼いピュロス王の救出』—詩学と倫理学の交錯をめぐって;『エルサレム落城』—政治的理念の表象)
- 第2部 新ストア主義とプッサン—(『マナの収集』—織り込まれた新ストア的範例;『アルカディアの牧人たち』(ルーヴル美術館蔵)—「知恵」と「恒心」のテーマをめぐって)
- 第3部 フロンドの乱の時代における恩寵、運命、知恵(『エリエゼルとリベカ』—象徴的次元の前景化;「英雄的風景画」の成立と物語画—フロンドの乱への応答;『コリオラヌス』—戦争と平和の寓意 ほか)
- 結論 プッサンの物語画の意味構造
「BOOKデータベース」 より