「問い」としての公害 : 環境社会学者・飯島伸子の思索

書誌事項

「問い」としての公害 : 環境社会学者・飯島伸子の思索

友澤悠季著

勁草書房, 2014.2

タイトル別名

飯島伸子における「環境社会学」の射程 : 問いとしての「公害」の再提起

問いとしての公害 : 環境社会学者飯島伸子の思索

タイトル読み

「トイ」 トシテノ コウガイ : カンキョウ シャカイ ガクシャ・イイジマ ノブコ ノ シサク

注記

博士論文『飯島伸子における「環境社会学」の射程 : 問いとしての「公害」の再提起』(京都大学農学研究科, 2013年) を半分ほどに削り、加筆修正したもの

飯島伸子略歴・著作目録: 巻末p30-60

参考文献: 巻末p9-27

内容説明・目次

内容説明

「公害」像の矮小化に抗う。「公害」はつねに、高度経済成長の「影」と形容されてきた。しかし、「公害」という得体の知れない脅威を全身で感じてきた人びとが続けた無数の思索は「影」ではない。その意味で、「公害」は、人間の人間に対する問いかけである—。苦悩の底から吐き出される声に耳を澄ませてきた飯島伸子(1938‐2001)の軌跡を通じ、「公害」の歴史を生きたものとして再想像する。

目次

  • 序章 「問い」としての公害
  • 第1章 「公害」「環境」概念の系譜
  • 第2章 「社会学」は「公害」を把握しうるのか
  • 第3章 「社会学」はいかにして「被害」を証すのか
  • 第4章 「美容の社会学」はなぜ環境問題研究か
  • 第5章 「環境社会学」の形成と制度化—「地球環境」の磁場のなかで
  • 終章 問いかける「公害」—人間を基点とした環境論を

「BOOKデータベース」 より

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