彼岸過迄
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彼岸過迄
(集英社文庫, [な19-9])
集英社, 2014.2
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ヒガンスギ マデ
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Note
著者の肖像あり
底本: 集英社版「漱石文学全集」
解説(三浦雅士): p390-402
鑑賞(島田雅彦): p403-411
年譜(小田切進編): p412-421
シリーズ番号はブックジャケットによる
Description and Table of Contents
Description
大学を出たが職のあてのない敬太郎は友人須永の叔父、田口を頼る。「探偵」の仕事を請け負った彼はある人物の尾行を命じられる。その男、松本は田口の義弟で、須永と同様、高等遊民の暮らしをほしいままにしていた。都会の知識階級の自我をめぐる苦悩を、漱石自身に重ね合わせながら丹念に描き出す。生死の境を彷徨った「修善寺の大患」後の作品で、亡き娘、ひな子と親友、池辺三山の霊に捧げられた。
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