五瓣の椿 ; 山彦乙女
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五瓣の椿 ; 山彦乙女
(山本周五郎長篇小説全集 / 山本周五郎著, 第13巻)
新潮社, 2014.3
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ゴベン ノ ツバキ ; ヤマビコ オトメ
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Note
解説(細川正義): p553-560
付録: p[561]-568(主要登場人物一覧, 地図)
装画: 宇野信哉
装幀: 新潮社装幀室
Description and Table of Contents
Description
日本橋の薬種屋の一人娘、おしのは、最愛の父が死んだ夜、自分が不義の子であることを知った。絶望の淵に突き落とされたおしのは、淫蕩な母と男たちの「御定法では罰することのできない罪」を、自らの手で裁くことを決意する。やがて、男の刺殺体が次々に発見される。彼らの枕許には、赤い山椿の花びらが一枚落ちていた…。おしの曰く、「この償いは誰かがしなければならない、こんな、人間ぜんぶを辱しめるようなことを、放っておいていいわけはないわ」若い娘の一途な復讐を通して、人間の「罪と罰」の根源に迫る名作『五瓣の椿』。武田家の財宝と、再興をめぐる伝奇小説『山彦乙女』を併録。
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