商業・専制・世論 : フランス啓蒙の「政治経済学」と統治原理の転換
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商業・専制・世論 : フランス啓蒙の「政治経済学」と統治原理の転換
創文社, 2014.2
- タイトル別名
-
統治原理の転換をめぐる一八世紀フランス「政治経済学」研究 : 商業・専制・世論の観念を中心に
商業専制世論 : フランス啓蒙の政治経済学と統治原理の転換
- タイトル読み
-
ショウギョウ・センセイ・セロン : フランス ケイモウ ノ「セイジ ケイザイガク」ト トウチ ゲンリ ノ テンカン
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注記
博士学位論文「統治原理の転換をめぐる一八世紀フランス「政治経済学」研究 : 商業・専制・世論の観念を中心に」(立教大学, 2012年) を基にし若干の修正を加えたもの
文献一覧: 巻末p7-25
内容説明・目次
内容説明
本書は、18世紀フランスの言説空間において、富や市場の問題と統治形態や社会編成の問題とを含んだ「政治経済学」の思想的展開を、1760〜70年代における穀物取引論争をコンテクストとして論じる。
目次
- 第1章 「政治経済学」の言説空間としての穀物取引論争(穀物取引論争の概要;穀物取引論争の布置)
- 第2章 経済的自由主義と専制政治—ケネーの「政治経済学」(ポリス批判と「自然な流れ」の擁護;合理的経済人の理念と新たな秩序観;経済的自由の享受と後見的権力)
- 第3章 合法的専制の構想と世論の観念—ル・メルシエ・ド・ラ・リヴィエールの「政治経済学」(自然的秩序・明証性・合法的専制;マブリのフィジオクラット批判;合法的専制における世論の問題)
- 第4章 「一般均衡」の発見と合理的経済主体の不在—チュルゴーとコンドルセの「政治経済学」(自由化と「一般均衡」の理論;理論から実践へ—リモージュでの「実験」;一七七四年の自由化立法;合理的経済主体の不在—説得から強制へ)
- 第5章 世論と市場に対する為政者の技法と苦悩—ネッケルの「政治経済学」(世論—抗い難い事実;市場の理論と現実;介入主義、あるいは技法としての政治経済学;ふたたび、抗い難い世論について—その両義性)
「BOOKデータベース」 より