書誌事項

発心集 : 現代語訳付き

鴨長明[著] ; 浅見和彦, 伊東玉美訳注

(角川文庫, 18477-18478)

KADOKAWA, 2014.3

新版

タイトル別名

角川ソフィア文庫

タイトル読み

ホッシンシュウ : ゲンダイゴヤクツキ

統一タイトル

発心集(鴨長明 : KOTEN:7114)

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注記

ブックジャケットに「角川ソフィア文庫」の表示あり

内容説明・目次

巻冊次

上 ISBN 9784044001162

内容説明

『方丈記』の作者、鴨長明が書き溜めた仏教説話集。人間の欲の恐ろしさを描く話には、峻烈な迫真の力があり、執心により親指が蛇になってしまった母親、橘の実を食い尽くす小虫に生まれ変わった老女などの姿が描かれる。その時々で変わりやすい「心」の諸相を凝視し、自身の執着心とどう闘い、どう鎮めるかを突きつめていく長明の記述は秀逸。新たな訳と詳細な注を付し、全8巻、約100話を上下2巻に収録する文庫完全版。

目次

  • 発心集第1(玄敏僧都、遁世逐電の事;同人、伊賀の国郡司に仕はれ給ふ事 ほか)
  • 発心集第2(安居院聖、京中に行く時、隠居の僧に値ふ事;禅林寺永観律師の事 ほか)
  • 発心集第3(江州ましての叟の事;伊予僧都の大童子、頭の光現るる事 ほか)
  • 発心集第4(三昧座主の弟子、法華経の験を得る事;浄蔵貴所、鉢を飛ばす事 ほか)
  • 発心集第5(唐房法橋、発心の事;伊家並びに妾、頓死往生の事 ほか)
巻冊次

下 ISBN 9784044001179

内容説明

鴨長明の思想が色濃くにじみ出た説話集『発心集』と、彼の生涯を映し出した随筆『方丈記』とは、ともに密接な関係にある。武蔵国、入間川の洪水の話では、『方丈記』の災害描写と共通する卓越した筆の冴えをみせ、臨場感にあふれた表現も注目される。長明が心の安定のために求めた「数奇」の境地は、「無常」の世界観とともに現代人の生き方にも大きな示唆を与えるに違いない。新たな訳と詳細な注を付した待望の文庫完全版。

目次

  • 発心集第6(証空、師の命に替る事;后宮の半者、一乗寺僧正の入滅を悲しむ事;堀河院蔵人所の衆、主上を慕ひ奉り、入海の事 ほか)
  • 発心集第7(恵心僧都、空也上人に謁する事;同上人、衣を脱ぎ、松尾大明神に奉る事;中将雅通、法華経を持ち、往生の事 ほか)
  • 発心集第8(時料上人隠徳の事;ある上人、名聞のために堂を建て、天狗になる事;仁和寺西尾の上人、我執に依って身を焼く事 ほか)
  • 神宮文庫本

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BB15246071
  • ISBN
    • 9784044001162
    • 9784044001179
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    2冊
  • 大きさ
    15cm
  • 分類
  • 親書誌ID
  • 統一タイトルID
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