野蛮と啓蒙 : 経済思想史からの接近
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書誌事項
野蛮と啓蒙 : 経済思想史からの接近
京都大学学術出版会, 2014.3
- タイトル別名
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野蛮と啓蒙 : 経済思想史からの接近
Barbarism and enlightenment : elucidation from the history of political economy
- タイトル読み
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ヤバン ト ケイモウ : ケイザイ シソウシ カラノ セッキン
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注記
欧文タイトルはブックジャケットによる
巻末: 事項索引, 人名索引あり
内容説明・目次
内容説明
社会に文明化をもたらす啓蒙という知性の働きは、なおも野蛮や暴力に直面し、克服できないのが現実である。経済学は、豊かで幸福な生活をいかにすれば実現できるのかという問題に、どのように取り組んできたのか。
目次
- 第1部 ヨーロッパの初期啓蒙(バロック期スペインから啓蒙へ—服従と抵抗;マリアナの貨幣論—貨幣を操作する暴君は王にあらず;一七世紀イングランドのトレイド論争—オランダへの嫉妬、憧れ、警戒;重商主義にみる野蛮と啓蒙—「帝国」の政治経済学;スコットランドの文明化と野蛮—平定から啓蒙へ)
- 第2部 盛期啓蒙—大ブリテン(D.ロッホのスコットランド産業振興論にみる無知と啓蒙;オークニー諸島の野蛮と啓蒙—改良と抵抗のはざまで;アダム・スミスの文明社会論—啓蒙と野蛮の諸相;ジョセフ・プリーストリと後期イングランド啓蒙—奴隷制)
- 第3部 盛期啓蒙—フランス(J.F.ムロンの商業社会論—啓蒙の経済学;ムロンとドラマール—一八世紀前半フランスのポリスと商業;モンテスキューと野蛮化する共和国像—共和主義的「文明」理解の盛衰をめぐって;テュルゴとスミスにおける未開と文明—社会の平等と不平等;ルソー焚書事件とプロテスタント銀行家—焚書と啓蒙)
- 第4部 啓蒙の終焉と継承(ランゲと近代社会批判—永遠の奴隷制と野蛮;クリスティアン・ガルヴェの貧困論—文明化のなかの貧困と人間;ペイン敵ラディカリズム対バーク、マルサス—市民社会における有用性と野蛮)
- 近代文明とは何であったか
「BOOKデータベース」 より