近代日本外交と「死活的利益」 : 第二次幣原外交と太平洋戦争への序曲

書誌事項

近代日本外交と「死活的利益」 : 第二次幣原外交と太平洋戦争への序曲

種稲秀司著

芙蓉書房出版, 2014.3

タイトル別名

近代日本外交と死活的利益 : 第二次幣原外交と太平洋戦争への序曲

タイトル読み

キンダイ ニホン ガイコウ ト シカツテキ リエキ : ダイ2ジ シデハラ ガイコウ ト タイヘイヨウ センソウ エノ ジョキョク

注記

学位請求論文「第二次幣原外交とワシントン体制の相克-協調外交からアジア主義外交への道-」を基にしたもの(國學院大學. 2009年)

内容説明・目次

内容説明

転換期日本外交の衝にあった第二次幣原外交の分析を通して、国益追求の政策と国際協調外交の関係を明らかに。「死活的利益」(vital interest)の視点で日本近代外交と幣原外交の新しいイメージを提示する。

目次

  • 第1章 日本外交にとっての「死活的利益(vital interest)」—幣原外交を規定する縦軸と、これに対する横軸からの脅威
  • 第2章 第二次幣原外交初期の日中交渉—一九二九年中ソ紛争の影響を中心に
  • 第3章 対満行政機関統一問題と一九二九年中ソ紛争—満鉄による中国軍輸送を中心に
  • 第4章 一九二九年中ソ紛争の「衝撃」—満洲事変直前期における日本陸軍のソ連軍認識
  • 第5章 満洲事変における幣原外交の再検討—五大綱目を中心とした日本・中国・国際連盟の相関関係
  • 第6章 一九三一年一二月国際連盟理事会決議の成立過程—錦州中立地帯設置問題との関係を中心に
  • 第7章 満洲事変におけるハルビン進攻—北満政権工作との関係を中心に

「BOOKデータベース」 より

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