言語と狂気 : シュレーバーと世紀転換期ドイツ

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言語と狂気 : シュレーバーと世紀転換期ドイツ

熊谷哲哉著

水声社, 2014.3

タイトル読み

ゲンゴ ト キョウキ : シュレーバー ト セイキ テンカンキ ドイツ

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注記

博士論文「ダニエル・パウル・シュレーバーの言語をめぐる思考 : 科学の時代における自己と世界」(京都大学, 2012) を加筆・修正したもの

参考文献: p285-298

内容説明・目次

内容説明

フロイト、ラカンの精神医学、キットラーのメディア論、心霊科学、進化思想など、多領域へと接続するシュレーバー『回想録』の「根源言語」の現代的意義を問う。自己/他者、意味/無意味、雑音/音楽を聴取する、シュレーバーによる神経言語の試みを解き明かす。

目次

  • 序章 ダニエル・パウル・シュレーバーと『ある神経病者の回想録』
  • 第1章 言語をめぐるたたかい—録音再生装置と雑音の世界
  • 第2章 光線としての言葉—世界の可視化への欲求
  • 第3章 神経と宇宙—カール・デュ・プレルとシュレーバー
  • 第4章 教育者と医者—「魂の殺害」と迫害体験
  • 第5章 「脱男性化」とは何か
  • 第6章 「神経言語」と言語危機の時代
  • 第7章 目的・進化・自由意志—神と自然をどう捉えるか
  • 終章 シュレーバーと神、そして新たな人類

「BOOKデータベース」 より

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