飢餓浄土
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飢餓浄土
(河出文庫)
河出書房新社, 2014.1
- タイトル読み
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キガ ジョウド
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内容説明・目次
内容説明
途上国に伝わる数多くの幻想や流言は、眼前の現実を凌駕する。フィリピンの密林に現れる人食い日本兵の亡霊、「私が産んだの」と乳飲み子を抱き始めたオカマ、奇形児を谷底に突き落とし続けた産婆を襲う祟り、虐殺地で人間の死体を食い漁り生き延びた野犬…グロテスクな「幻」がえぐり出す貧困地のリアル。
目次
- 第1章 残留日本兵の亡霊(敗残兵の森;幽霊船;死ぬことのない兵士たち;神隠し)
- 第2章 性臭が放つ幻(せんずり幻想;ボルネオ島の嬰児;あさき夢みし;胎児の寺)
- 第3章 棄てられし者の嘆き(奇形児の谷;横恋慕;魔女の里;ケガレ;物乞い万華鏡)
- 第4章 戦地にたちこめる空言(戦場のお守り;餌;歌う魚)
「BOOKデータベース」 より