人権は二つの顔をもつ
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人権は二つの顔をもつ
トランスビュー, 2014.4
- タイトル読み
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ジンケン ワ フタツ ノ カオ オ モツ
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注記
月刊誌『ヒューマンライツ』(部落解放・人権研究所編発行) に2010年初めから2012年末にかけて連載したエッセイ「人権を哲学する」を大幅に手直しして書き下ろしたもの
内容説明・目次
内容説明
個人の生を豊かにする技法としての「生きた人権思想」を身につけるには、どうすればよいのか。格差社会や排外主義を解決する、最後の武器としての人権を使いこなすために、自身の経験をもとにまったく新しい見方を提唱する。
目次
- 人権の視点を変更せよ
- 権利は闘い取るものである—イェーリング
- 「権利」という言葉の変遷
- 自然権の思想—トマス・ペイン
- “私”から出発する—デカルト
- 人間の尊厳とは—ピコ・デッラ・ミランドラからカントへ
- 自由を求める本性—『沈黙』を読む
- 人権の誕生—ロビンソン・クルーソーの場合
- 二つの顔をもつ人権—プラトンの「洞窟の比喩」
- 価値とルールの混同
- 万人の万人に対する戦争—ホッブズの人間観
- 身体とこころは誰のものか—ロックの人権思想
- 自分自身の主人公になる—ルソーのアイデア
- 市民の自由とは何か—ルソーの「社会契約論」
- 道具と人格—アイヒマン実験とカントの人格論
- カントのコペルニクス的転回
- 学ぶ力—オモニの夜間学級
- 共に生きようとする欲望—ヘーゲルの相互承認の原理
- 満足した豚と不満足なソクラテス
- 少数意見の必要—ミルの『自由論』
- マルクスの人権批判
- 市民のとらえ方—ハンナ・アレントの公共のテーブル
- 二つの利他主義—アマルティア・センの社会的コミットメント
- 私の決断—ケイパビリティの思想
- 双方向の共生のこころみ—キムリッカの「多文化的市民権」
- 人権観を作り直す
「BOOKデータベース」 より