「自己啓発病」社会 : 「スキルアップ」という病に冒される日本人
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「自己啓発病」社会 : 「スキルアップ」という病に冒される日本人
(祥伝社黄金文庫, [Gみ13-1])
祥伝社, 2014.3
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自己啓発病社会 : スキルアップという病に冒される日本人
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「ジコ ケイハツビョウ」シャカイ : 「スキル アップ」ト イウ ヤマイ ニ オカサレル ニホンジン
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Note
2012年刊『「自己啓発病」社会』の加筆修正
Description and Table of Contents
Description
「失われた20年」と軌を一にするように、日本人の間で自己啓発ブームが巻き起こった。合言葉は「スキルアップ」、「セルフヘルプ」、「夢をかなえる」…。このブームを支えたのが『自助論』という翻訳書だ。自己啓発に励む日本人は、同書をバイブルとして崇め立てた。だが、そのバイブルは実は抄訳であり、成功のためのハウツー集となっていることに気づかず、人々は「ゆがめられた自助」を盲信してきたのだ。自己啓発ブームの結果、格差は拡大し、「あきらめ感」が蔓延した。本書では現代日本の社会病理を徹底的に解剖する。
Table of Contents
- 1 「セルフヘルプ」という病(ポジティブ・シンキングから自己啓発へ—1990年以後の日本;「スキルアップ」の三種の神器 ほか)
- 2 ゆがめられた『自助論』(いま読まれている『自助論』は「抄訳」である;「抄訳」にはない、もうひとつの重要なこと ほか)
- 3 自助と互助と共助(幕末日本にあった「自助」と「互助」と「共助」;志士たちの魂を揺さぶったもの ほか)
- 4 「勤勉」と「成功」の終わり(かつて「労働」とは奴隷の仕事だった;いつから「勤勉=美徳」になったのか ほか)
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