渇きの考古学 : 水をめぐる人類のものがたり
著者
書誌事項
渇きの考古学 : 水をめぐる人類のものがたり
青土社, 2014.6
- タイトル別名
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Thirst : water & power in the ancient world
Thirst : water and power in the ancient world
- タイトル読み
-
カワキ ノ コウコガク : ミズ オ メグル ジンルイ ノ モノガタリ
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注記
原著(Weidenfeld & Nicolson, 2012)の全訳
参考文献: 巻末pix-xxvi
内容説明・目次
内容説明
有史以前から人類は水との戦いを続けてきた。古代の支配者たちは自らの権勢をより強くするために潅漑システムや水管理の技術を高めようとし、一方で、水の管理に失敗した数多の文明が無残にも崩壊してきた。これからも続く水との戦いにおいて、私たちはその歴史から何を学ぶことができるだろうか。認知考古学の第一人者が綴る、人類と水とのめくるめく興亡史。
目次
- 渇き—過去を知り、未来の教訓とするために
- 水革命—レバント地方における水管理の起源(一五〇万年前‐紀元前七〇〇年)
- 「黒い畑は白くなった/広い平野は塩で窒息した」—水管理とシュメール文明の興亡(紀元前五〇〇〇年‐紀元前一六〇〇年)
- 「あらゆるものの中で水は最良だ」(テーバイのピンダロス、紀元前四七六年)—ミノア人、ミュケナイ人、古代ギリシア人の水管理(紀元前二一〇〇年‐紀元前一四六年)
- 水の天国ペトラ—砂漠の達人ナバテア人(紀元前三〇〇年‐紀元一〇六年)
- 川を作り、入浴する—ローマとコンスタンティノポリス(紀元前四〇〇年‐紀元八〇〇年)
- ティースプーンを手にした無数の男たち—古代中国の水利事業(紀元前九〇〇年‐紀元九〇七年)
- 水利都市—アンコールの王たちによる水管理(八〇二年‐一三二七年)
- あとわずかで文明に—アメリカ南西部ホホカムの潅漑(一年‐一四五〇年)
- 「睡蓮の怪物」の生と死—水、そしてマヤ文明の興亡(紀元前二〇〇〇年‐紀元一〇〇〇年)
- 聖なる谷の水の詩—インカ人の水利事業(一二〇〇年‐一五七二年)
- 癒されない渇き—水について、過去の知識について
「BOOKデータベース」 より