溺れるものと救われるもの
著者
書誌事項
溺れるものと救われるもの
(朝日選書, 922)
朝日新聞出版, 2014.6
- タイトル別名
-
I sommersi e i salvati
- タイトル読み
-
オボレル モノ ト スクワレル モノ
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注記
2000年7月朝日新聞社より刊行された単行本に加筆修正したもの
内容説明・目次
内容説明
アウシュヴィッツ生還から40年、レーヴィの自死の1年前に本書は刊行された。善と悪とに単純に二分できない「灰色の領域」、生還した者が抱える「恥辱」、人間が持つ最も恐ろしい悪魔的側面を描いた「無益な暴力」、アウシュヴィッツが風化することへの恐れを論じた「ステレオタイプ」…これらは実際に地獄を体験した者でなければ語れない。アウシュヴィッツは、生存者のその後の人生にもつきまとった。生き残ったものたちは、生きる喜びを奪われ、いわれのない罪の意識と戦い続けた。生還以来、その体験を証言し続けてきたレーヴィは何を思い、生きたのか?そして、地獄を生き抜いた者が、なぜ自ら死を選んだのか—?古典的名著、復刊。
目次
- 1 虐待の記憶
- 2 灰色の領域
- 3 恥辱
- 4 意思の疎通
- 5 無益な暴力
- 6 アウシュヴィッツの知識人
- 7 ステレオタイプ
- 8 ドイツ人からの手紙
「BOOKデータベース」 より