北極をめぐる気候変動の政治学 : 反所有的コモンズ論の試み

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北極をめぐる気候変動の政治学 : 反所有的コモンズ論の試み

片山博文著

文眞堂, 2014.6

タイトル読み

ホッキョク オ メグル キコウ ヘンドウ ノ セイジガク : ハンショユウテキ コモンズロン ノ ココロミ

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注記

参考文献: p241-253

内容説明・目次

内容説明

人間は、自然を所有することはできない—温暖化により解氷の進む北極で形成される開発体制=「積極的適応体制」の構造と対先住民統治の実態を、フーコー「統治性」の概念を用いて分析。北極海の領海分割を進める沿岸諸国に対して、スチュワードシップに基づく北極再生を対置し、人間による自然所有を否定する反所有的コモンズ論=「純粋コモンズ」の理論を提起する。北極から生まれる、新しいコモンズ論。

目次

  • 第1章 積極的適応戦略
  • 第2章 北極評議会
  • 第3章 北極開発と先住民
  • 第4章 気候変動下における先住民の適応過程
  • 第5章 主権=所有権レジーム
  • 第6章 積極的適応の対抗戦略
  • 第7章 純粋コモンズの理論

「BOOKデータベース」 より

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