書誌事項

本格ミステリの現在

笠井潔 [編]

(双葉文庫, か-46-01, か-46-02 . 日本推理作家協会賞受賞作全集||ニホン スイリ サッカ キョウカイショウ ジュショウサク ゼンシュウ ; 91-92)

双葉社, 2014.6

タイトル別名

The new wave of Japanese mystery

タイトル読み

ホンカク ミステリ ノ ゲンザイ

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注記

底本: 国書刊行会, 1997

英文タイトルはブックジャケットによる

収録内容

  • 上: まえがき : 探偵小説の地層学 / 笠井潔 [著]
  • 竹本健治論 : 尾を喰う蛇 (ウロボロス) は<絶対>を夢見る / 千街晶之 [著]
  • 笠井潔論 : 大量死と密室 / 法月綸太郎 [著]
  • 島田荘司論 : 挑発する皮膚 / 法月綸太郎 [著]
  • 東野圭吾論 : 愛があるから鞭打つのか / 北村薫 [著]
  • 綾辻行人論 : 館幻想 / 濤岡寿子 [著]
  • 折原一論 : 決算後の風景 / 田中博 [著]
  • 法月綸太郎論 : 「二」の悲劇 / 巽晶章 [著]
  • 有栖川有栖論 : 楽園が罅 (ひび) 割れるとき / 千街晶之 [著]
  • 下: 宮部みゆき論 : 語りと灯 / 濤岡寿子 [著]
  • 我孫子武丸論 : メタ・ヒューマニズム序説 / 夏来健次 [著]
  • 北村薫論 : 可憐なる巫女たちの物語 / 加納朋子 [著]
  • 山口雅也論 : パンキー・ファントムに柩はいらない / 有栖川有栖 [著]
  • 麻耶雄嵩論 : 形式の大破局 (カタストロフィ) / 佳多山大地 [著]
  • 井上夢人論 : 意識・身体・小説・現実 / 田中博 [著]
  • 二階堂黎人論 : 怪人のいる風景 / 鷹城宏 [著]
  • 京極夏彦論 : フロイトの「古井戸」 / 武田信明 [著]

内容説明・目次

巻冊次

上 ISBN 9784575658903

内容説明

綾辻行人『十角館の殺人』で扉が開けられた“新本格”。10年後、活気溢れる本格ミステリの核となっている作家に、気鋭の評論家が独自の視点でアプローチしていく。上巻では、その綾辻をはじめ、竹本健治、笠井潔、島田荘司、東野圭吾、折原一、法月綸太郎、有栖川有栖と、“新本格”以前からの流れを踏まえつつ、8人の作家が論じられる

目次

  • 竹本健治論—尾を喰う蛇は“絶対”を夢見る(千街晶之)
  • 笠井潔論—大量死と密室(法月綸太郎)
  • 島田荘司論—挑発する皮膚(法月綸太郎)
  • 東野圭吾論—愛があるから鞭打つのか(北村薫)
  • 綾辻行人論—館幻想(涛岡寿子)
  • 折原一論—決算後の風景(田中博)
  • 法月綸太郎論—「二」の悲劇(巽昌章)
  • 有栖川有栖論—楽園が罅割れるとき(千街晶之)
巻冊次

下 ISBN 9784575658910

内容説明

ますます多様化していった1990年代の日本のミステリ界において、本格ミステリはどのような姿を見せていたのか。気鋭の評論家による鮮やかな作家論が、それを解き明かしていく。下巻では、宮部みゆき、我孫子武丸、北村薫、山口雅也、麻耶雄嵩、井上夢人、二階堂黎人、京極夏彦と、個性的な作品で新たな地平を開いた8人が論じられる。

目次

  • 宮部みゆき論—語りと灯(涛岡寿子)
  • 我孫子武丸論—メタ・ヒューマニズム序説(夏来健次)
  • 北村薫論—可憐なる巫女たちの物語(加納朋子)
  • 山口雅也論—パンキー・ファントムに柩はいらない(有栖川有栖)
  • 麻耶雄嵩論—形式の大破局(佳多山大地)
  • 井上夢人論—意識・身体・小説・現実(田中博)
  • 二階堂黎人論—怪人のいる風景(鷹城宏)
  • 京極夏彦論—フロイトの「古井戸」(武田信明)

「BOOKデータベース」 より

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