野馬追を生きる南相馬を生きる
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野馬追を生きる南相馬を生きる
イースト・プレス, 2014.7
- タイトル読み
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ノマオイ オ イキル ミナミソウマ オ イキル
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内容説明・目次
内容説明
2011年3月11日、南相馬のある初老の男(菅野長八)を襲った巨大地震と大津波。家族の消息を探し回る中で、自身が見つけた泥の中の一台の見覚えのある車。それが娘の遺体だった。そして、原発爆発。菅野は身を切られる思いで、新潟行きの避難バスに乗った。南相馬に戻ると娘の遺体はすでに荼毘にふされていた。同時に妻も亡くした。未だ母と息子は見つかっていない。—親族12人を失った男は、何度も死を想った。それでもなお、男は今年も野馬追に出陣しつづける。亡くした家族の供養のために。伝統と人馬一体の此の地の暮らしを守るために。そして、馬を愛するがゆえに。男をそこまで惹きつける野馬追の魅力とは何か。単なる伝統行事の戦国絵巻を越えた、その土地に生きる人間の本能と気概に迫った傑作ノンフィクション!
目次
- 第1章 南相馬が呼ぶ声
- 第2章 二〇一一年三月十一日と菅野長八
- 第3章 千年の歴史と伝統、人馬一体の暮らし
- 第4章 鎮魂と「野馬追人」
- 第5章 南相馬を生きる
- 第6章 野馬追を生きる
「BOOKデータベース」 より