天地静大
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天地静大
(山本周五郎長篇小説全集 / 山本周五郎著, 第17-18巻)
新潮社, 2014.7
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テンチ セイダイ
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注記
上下共に付録あり(主要登場人物一覧,「天地静大」の舞台(江戸)、「天地静大」舞台(関東))
内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784106440571
内容説明
幕末期、東北の雄藩と境を接する中邑藩は、勤王・佐幕の世を二分する激流に混迷を深めていた。そんななか、杉浦透は、江戸の昌平黌に入学し、世間に惑わされず学問に専心することを一人決意する。一方、藩主の弟でありながら家臣の身分となった水谷郷臣は、時代を読む目を持ちながら、その立場ゆえの苦悩を強いられていた…。水谷郷臣曰く、「人間がいちど自分の目的を持ったら、貧窮にも屈辱にも、どんなに強い迫害にも負けず、生きられる限り生きてその目的をなしとげることだ」激動の時代に、悩み惑う若者たちの姿を通して、人間の弱さと強さを見つめた傑作!
- 巻冊次
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下 ISBN 9784106440588
内容説明
時代のうねりは、杉浦透と水谷郷臣に関わる女たちをも容赦なく巻き込んでいく。透が人知れず将来を誓ったなほ。親の取り決めで結婚したつじ。昌平黌の学友の妹で、旗本の娘ふく。郷臣が秘かに思いを交わす“黒子の人”。元芸妓のせん…。透や郷臣のみならず、彼女たちにもまた、苛酷な運命が待ち構えていた。杉浦透曰く、「単に生きて食ってゆくというだけでも、どんなにむずかしいか」混乱の時代に、何を為し、いかに生きるべきかを模索しつづける若者たちの姿を描く感動作!
「BOOKデータベース」 より