現代教育十戒 : 文化は栄え人は堕ち社会は軋む
著者
書誌事項
現代教育十戒 : 文化は栄え人は堕ち社会は軋む
(近代文芸社新書)
近代文藝社, 2014.7
- タイトル読み
-
ゲンダイ キョウイク ジッカイ : ブンカ ワ サカエ ヒト ワ オチ シャカイ ワ キシム
大学図書館所蔵 件 / 全4件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
内容説明・目次
内容説明
現代は、教育に携わる者すべてが総懴悔を迫られている時代ではないだろうか。立ち止まることを忘れさせるような時代の趨勢と社会の温床的体質の中で、その教育力低迷に思いを致さず、観念的理想の教育論を追い求め奔走し過ぎてはいなかっただろうか。「生き方」を導く訓育的側面と自己実現を目指す啓発的側面とは、教育という車の両輪であることを肝に銘ずべきである。本書は、現代世相への反省と教育再生に向けた「十の戒め」を記したものである。
目次
- 序 教育不毛の時代?
- 前段 崩壊の社会学—今、何が問題なのか(時代変わりて;現代への警鐘)
- 後段 再生の教育学(人の教育は一日にして成らず。正道は険しく邪道は安易なり。万分の一の歪みも、万集まりて一つの大きな歪みとなるを知るべし。;文明の利器、過剰物資は子育ての味方にあらず。その短を知らざれば怠惰と堕落を生み、不満極に達すと覚うべし。;親が子におくる最上の財産は「しつけ」なり。生き方の基本を教えずして無闇に財を与うるは、羅針盤のない豪華船で大海をさまよわせるが如し。;自律性は、他律をもって育てられるべきものなり。他から律せられるを学ばずして、分別は育たず、己を律する規制力も育ち難きを知るべし。;「ねばならぬ」必要場面に立たせるにまさるしつけ法なし。社会的自立を助ける教育を差し措いて知育や情操教育に奔走するは、大地を与えずして金肥だけで植物を育てようとするが如し。 ほか)
「BOOKデータベース」 より