折口信夫魂の古代学
著者
書誌事項
折口信夫魂の古代学
(角川文庫, 18784)
KADOKAWA, 2014.9
初版
- タイトル別名
-
魂の古代学 : 問いつづける折口信夫
角川ソフィア文庫
- タイトル読み
-
オリグチ シノブ タマシイ ノ コダイガク
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注記
「魂の古代学 : 問いつづける折口信夫」(新潮社 2008年刊)を改題し文庫化したもの
ブックジャケットに「角川ソフィア文庫 I-122-1」の表示あり
参考文献: p279-280
本書を読むための折口信夫略年譜: p281-302
内容説明・目次
内容説明
マレビト、依代、常世など数々の創造的概念によって、独自の古代学を切り拓いた折口信夫。多彩な仕事を貫く根源的な問いとは?戦前の神道教学への批判。万葉集の初の口語訳。身体の美を語る芸能研究。自らの実感を表現する小説作品。震災下の朝鮮人殺害に抗議する激しい詩篇…。急激な近代化の渦中で、未来の日本人のために新たなる信仰を求めて時代と格闘。日本人の心の奥底にある古代的な宗教心性を解きあかそうとした、知の巨人の姿に迫る。
目次
- 第1章 魂の学—折口信夫の棺を蓋う(最期に発せられた問い;巨大な仮説、あるいは迷路 ほか)
- 第2章 神と天皇—ぶきように、したたかに生きる(余命としての戦後;民俗学の浮上と、折口の登場 ほか)
- 第3章 抗議する詩人—静かだが呪うように(「砂けぶり」—関東大震災の余燼残る東京で;呪いの言葉となった「天皇陛下万歳」 ほか)
- 第4章 みんなの万葉集—悪戦苦闘する若き古典教師(古典教師・折口信夫;口訳という魅力 ほか)
- 第5章 芸能を裏側から視る—折口信夫の誕生(折口信夫が生んだ「折口信夫」;ご養子筋 ほか)
「BOOKデータベース」 より