フェティシズム : 通奏低音
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フェティシズム : 通奏低音
(石塚正英著作選 : 社会思想史の窓 / 石塚正英著, 第1巻)
社会評論社, 2014.9
- タイトル読み
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フェティシズム : ツウソウ テイオン
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内容説明・目次
内容説明
“フェティシズム”とは、神と人間(信徒)との間の“創造・被創造”および両者の地位をめぐる転倒現象をさしている。この語をやがてマルクスは経済学に応用し、デュルケムは社会学に、フロイトは精神分析学に、それぞれ応用するようになった。そのように多様な使用方法のあるフェティシズムを、本選集では先史の精神(母権・神話・儀礼など)から現代思想(ロボティズム・近代の超克・アソシアシオン・フクシマ以後の科学論ほか)までの分析に応用している。
目次
- フェティシズムと現代思想—私のフェティシズム研究史
- ピエ・フェティシズム—ド・ブロスとフロイトの峻別
- ラテン語訳旧約聖書におけるpilosusの解釈をめぐって
- フォイエルバッハの現代性—Sache(事象)とBild(形像)との関係をめぐって
- フォイエルバッハとフェティシズム
- 聖書の神話的解釈とフェティシズム—シュトラウスを論じてフォイエルバッハに及ぶ
- キリスト教のなかの原初的信仰—マルクスを論じてフォイエルバッハにおよぶ
- マルクスの原始フェティシズム理解—ド・ブロス著『フェティシュ諸神の崇拝』(一七六〇)摘要“一八四二春”の解明
- フェティシズム、または演出される自己同一
- フェティシズム、あるいは変容する身体観
- 性道徳のフェティシズム—近親婚タブー発生に関する諸学説を手がかりに
- シャルル・ド・ブロスとその時代
「BOOKデータベース」 より