検証日本統治下朝鮮の戦時動員 : 1937-1945

書誌事項

検証日本統治下朝鮮の戦時動員 : 1937-1945

ブランドン・パーマー著 ; 塩谷紘訳

草思社, 2014.10

タイトル別名

Fighting for the enemy : Koreans in Japan's war, 1937-1945

日本統治下朝鮮の戦時動員 : 検証 : 1937-1945

タイトル読み

ケンショウ ニホン トウチカ チョウセン ノ センジ ドウイン : 1937-1945

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注記

原著 (University of Washington Press, c2013) の全訳

引用・参考文献: p345-359

内容説明・目次

内容説明

日中戦争から太平洋戦争へと戦局が推移するなか、準備不足を懸念しつつも、日本は統治下朝鮮での戦時動員(労務動員・志願兵制度・徴兵制度)に踏み切る。これら戦争中の体験はのちに、“強制連行”“従軍慰安婦”などの造語を生み、政治的色合いの濃い言説で語られ、外交の火種であり続けた。気鋭の米国人研究者が、英語圏における研究対象から欠落していた「朝鮮の戦時動員」を取り上げ、総督府文書をはじめとする膨大な資料を読み込み、他の列強の政策と比較しつつ、可能なかぎり公正にこれを検証。朝鮮の大方の人々が自らの意思で日本の戦争遂行努力に協力し、ときにしたたかに抵抗していたその実相を明らかにする。民族史観的パラダイムを超えた、新世代による「統治史」研究の登場である。

目次

  • 1章 朝鮮人の徴兵・徴用が持つ意味(朝鮮総督府 その性格と権力;朝鮮人の戦争準備態勢 ほか)
  • 2章 朝鮮人特別志願兵制度(徴兵政策の立案過程;兵役制導入のための宣伝工作 ほか)
  • 3章 朝鮮人徴兵制度(朝鮮兵徴集の決断;徴兵制度導入のための準備 ほか)
  • 4章 朝鮮人の労働動員(戦時労働動員の法的基盤;労務動員計画 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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