秀吟百趣
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秀吟百趣
(講談社文芸文庫, [つE6])
講談社, 2014.11
- タイトル読み
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シュウギン ヒャクシュ
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内容説明・目次
内容説明
「現代においてなほ朗朗誦すべき秀歌絶唱ありや」の問いに、まず先人の触れぬ秀作を挙げ、著名な作には独自解釈を試み、短歌と俳句を交互に配して批評・鑑賞を施した、名著。
目次
- 青服のかの髪長きいさなとり陸に來る日をみな隱せよ—與謝野寛
- 金鈍る三日月は霜かかるらし—渡邊水巴
- 山を見よ山に日は照る海を見よ海に日は照るいざ唇を君—若山牧水
- 昔男ありけりわれ等都鳥—富安風生
- わかき日は赤き胡椒の實のごとくかなしや雪にうづもれにけり—北原白秋
- 冬蜂の死にどころなく歩きけり—村上鬼城
- いざよひの月のかたちに輪乘りしていにける馬と人を忘れず—與謝野晶子
- おほつぶの寒卵おく襤縷の上—飯田蛇笏
- 電車とまるここは青山三丁目染屋の紺に雪降り消居り—齋藤茂吉
- 元旦や暗き空より風が吹く—青木月斗〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より