偏愛蔵書室
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偏愛蔵書室
国書刊行会, 2014.10
- タイトル読み
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ヘンアイ ゾウショシツ
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注記
『中日新聞』連載 (2010年4月-2014年6月) の単行本化
内容説明・目次
内容説明
プルーストに酔い痴れ、谷崎を跪拝し、ジャン・ジュネに惑溺する—著者の文学人生を運命づけた偏愛の小説・詩・漫画100冊を語る文学的自叙伝。芥川賞作家諏訪哲史の、変異と屈折の“言語芸術入門”!
目次
- 不治の言語病患者 「チャンドス卿の手紙」(ホフマンスタール)
- 倦厭の闇、一瞬の光源 『檸檬』(梶井基次郎)
- 世界を造形するまなざし 『リルケ詩集』(リルケ)
- 「リアル」ということ 『遠野物語』(柳田国男)
- 漫画のなかの「詩性」 『赤色エレジー』(林静一)
- 「無限」に触れる筆力 『伝奇集』(ボルヘス)
- 「起承転転」の小説 「子之吉の舌」ほか(島尾敏雄)
- 「幼年」という名の庭 『トムは真夜中の庭で』(ピアス)
- 選ばれた「文体」と「生」 「青炎抄」ほか(内田百〓(けん))
- 小説—「過剰性」の言語 『泥棒日記』(ジュネ)〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より