慟哭の海峡
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書誌事項
慟哭の海峡
KADOKAWA, 2014.10
- タイトル読み
-
ドウコク ノ カイキョウ
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注記
参考文献: p330-332
内容説明・目次
内容説明
“輸送船の墓場”と称され、10万を超える日本兵が犠牲になったとされる台湾とフィリピンの間の「バシー海峡」。アンパンマンの作者である、やなせたかしの弟もその一人だ。その“魔の海峡”から12日間の漂流を経て奇跡の生還を遂げた若者がいた。彼は死んだ戦友の鎮魂のために戦後の人生を捧げ、海峡が見える丘に長い歳月の末に、ある寺院を建てた。2013年10月、やなせたかしとその人物は、奇しくもほぼ同時期に息を引き取った。「生」と「死」の狭間で揺れ、自己犠牲を貫いた大正生まれの男たち。今、明かされる運命の物語とは—。
目次
- 第1部 碧き波涛(撃沈;内蒙古から南方へ;狂い死にする兵たち;奇跡の救出;バシーに沈む駆逐艦;南国の気風を受け継いで;青春の京都土佐塾;海軍少尉・柳瀬千尋;魔の海峡;訪れた悲報)
- 第2部 鎮魂の海(国破れて山河あり;鎮魂への執念;漫画家やなせたかし;姿を現わした潮音寺;アニメ「アンパンマン」の誕生;荒れ果てた寺院;永遠のヒーロー)
「BOOKデータベース」 より