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ことばの政治社会学

ましこひでのり著

三元社, 2014.11

  • : 新装版

Title Transcription

コトバ ノ セイジ シャカイガク

Available at  / 45 libraries

Note

参考文献: p280-296

新装版に際しての追記: 各章末

Description and Table of Contents

Description

差別とわかちがたくむすびついたコトバを「透明で平等な媒体」にすることは、いかにして可能なのか!コトバは「透明で平等な媒体」でなどない。政治的であり、権力/差別とわかちがたく結びついている。しかし、「透明で平等な媒体」にはなりえないといった虚無主義にとどまるのではなく、むしろ「透明で平等な媒体」を徹底的にめざす実践的理論運動が必要とされるのである。

Table of Contents

  • 序章 言語差別現象論—「言語学の倫理と社会言語学の精神」の確立のために
  • 第1章 同化装置としての「国語」—近代琉球文化圏の標準語浸透における準拠集団変動・知識人・教育システム
  • 第2章 クレオール化装置としての国民教育—「市民的素養」と地域/少数派文化の変質
  • 第3章 国語の発明、方言の発明、国史の発明
  • 第4章 「沖縄方言論争」というアリーナのゆくえ
  • 第5章 求心力の中核としての民族語—言語復活をめざす沖縄人とアイヌ民族を中心に
  • 第6章 かな、そしてナショナリズム
  • 第7章 戦後日本の言語問題点描
  • 第8章 ことばと権力をめぐって
  • 第9章 文化資本における「英米語」
  • 第10章 社会学の死角としてのことば—ことばの政治社会学序説

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