堪忍箱
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書誌事項
堪忍箱
(新潮文庫, み-22-12)
新潮社, 2014.8
27刷改版
- タイトル読み
-
カンニンバコ
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内容説明・目次
内容説明
蓋を開けたら最後、この近江屋に災いが降りかかる…。決して中を見てはいけないというその黒い文箱には、喪の花・木蓮の細工が施してあった—。物言わぬ箱が、しだいに人々の心をざわめかせ、呑み込んでいく表題作。なさぬ仲の親と子が互いに秘密を抱えながらも、寄り添い、いたわり合う「お墓の下まで」。名もなき人たちの日常にひそむ一瞬の闇。人生の苦さが沁みる時代小説八篇。
「BOOKデータベース」 より