現代世界の十大小説
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現代世界の十大小説
(NHK出版新書, 450)
NHK出版, 2014.12
- タイトル読み
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ゲンダイ セカイ ノ ジュウダイ ショウセツ
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注記
「NHK知る楽 探究この世界」において、2009年10月から11月にかけて放送された『池澤夏樹の世界文学ワンダーランド』の番組テキストをもとに加筆・修正し、新たに3章分を加えて編集したもの
内容説明・目次
内容説明
私たちが住む世界が抱える問題とは何か?その病巣はどこにあるのか?そして未来はどこへ向かうのか?これらの疑問に対して、いま小説は、どう答えられるのか—。モームの名エッセイ『世界の十大小説』刊行から六十年、池澤夏樹が新たな「世界文学」を擁して激動の現代世界を問い直す。
目次
- 世界文学を再定義する
- 第1部 「民話」という手法(マジックなリアリズム—ガブリエル・ガルシア=マルケス『百年の孤独』;「真実」だけの記録—アゴタ・クリストフ『悪童日記』)
- 第2部 「枠」から作り直す(恋と異文化—ミルチャ・エリアーデ『マイトレイ』;名作を裏返す—ジーン・リース『サルガッソーの広い海』 ほか)
- 第3部 「アメリカ」を相対化する(国境の南—カルロス・フエンテス『老いぼれグリンゴ』;アフリカに重なるアメリカ—ジョン・アップダイク『クーデタ』 ほか)
- 第4部 「体験」を産み直す(消しえない戦争の記憶—バオ・ニン『戦争の悲しみ』;闇と光の海—石牟礼道子『苦海浄土』)
「BOOKデータベース」 より