イタリア宗教史学の誕生 : ペッタッツォーニの宗教思想とその歴史的背景

書誌事項

イタリア宗教史学の誕生 : ペッタッツォーニの宗教思想とその歴史的背景

江川純一著

勁草書房, 2015.1

タイトル別名

La nascita della storia delle religioni in Italia : pensieri religiosi di Pettazzoni e loro sfondo storico

タイトル読み

イタリア シュウキョウ シガク ノ タンジョウ : ペッタッツォーニ ノ シュウキョウ シソウ ト ソノ レキシテキ ハイケイ

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注記

博士論文「イタリア宗教史学の誕生 : ペッタッツォーニの宗教論とそのコンテクスト」(東京大学, 2010年) に基づいたもの

ラッファエーレ・ペッタッツォーニ全著作目録: 巻末pi-xl

年表: 巻末pxliv-xlix

参考文献: 巻末pl-lxiii

内容説明・目次

内容説明

特定の宗教の立場に立たずに、宗教について語る「宗教史学」。そこではキリスト教も「未開宗教」も同じカテゴリーに入れられる。この近代西欧的な学問が、もっとも明確な形で生まれたのは、カトリックの総本山ヴァティカンを抱くイタリアの地、宗教史学者のR・ペッタッツォーニによってであった。時代はムッソリーニ政権下…。

目次

  • 第1部 宗教史学誕生までの道程(ペッタッツォーニの生涯と著作;モデルニズモ・イタリアーノ—宗教史学とローマ・カトリックの関係;ペッタッツォーニ宗教史学の萌芽—『サルデーニャ原始宗教』読解から)
  • 第2部 宗教史学講座の設置とファシズム(宗教史学講座の設置をめぐって;ファシズム期のイタリア宗教史学)
  • 第3部 最高存在研究—ペッタッツォーニ宗教史学の基幹(最高存在研究の系譜;最高存在をめぐる事例研究)
  • 第4部 宗教史学と宗教運動(「あらゆる現象は生成物である(ogni phain´omenon `e un gen´omenon)」—ペッタッツォーニ宗教史学の基本原理;ペッタッツォーニ宗教史学の継承—デ・マルティーノの宗教論;学問の自由と宗教の自由—宗教史学がもたらしたもの;ペッタッツォーニ宗教史学と宗教運動—結論に代えて)

「BOOKデータベース」 より

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