杉家の女たち : 吉田松陰の母と3人の妹
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杉家の女たち : 吉田松陰の母と3人の妹
ユニプラン, 2015.1
- タイトル読み
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スギ ケ ノ オンナタチ : ヨシダ ショウイン ノ ハハ ト 3ニン ノ イモウト
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注記
「杉家の女たち」関連年表:p216-221 文献:p223
内容説明・目次
内容説明
2015年大河ドラマ「花燃ゆ」のヒロイン・文をはじめ、吉田松陰の親族として幕末・明治の動乱期を生き抜いた4人の女たちの物語。吉田松陰の母・瀧、妹の千代・寿・文が、逆風に晒されながらも、明るくしたたかに生きていく様を、ゆかりの地の写真を交え、ユーモラスな文体で生き生きと描写しています。小説仕立てで、母と妹たちの家族の視点から見た吉田松陰らを浮き上がらせています。吉田松陰といえば、松下村塾を主宰し、多くの尊攘志士を育てた、幕末の思想家・教育者として余りにも有名である。幼い頃から神童と呼ばれ、11歳にして藩主に兵学の講義をし、長じては大胆にも米艦での密航を企て、安政の大獄では自ら罪状を吐露して、29歳の若さで刑場の露と消えた潔い人生…。そんなドラマチックな生き様ゆえ、彼の家族たちは良きにつけ悪しきにつけ、その大きな影響を受けずにはいられなかった。もちろん、女たちも例外ではない。松陰が生まれた杉家には、母・瀧、妹の千代、寿、文の4人の女性がいた。当時は未だ封建社会。一般女性の肉声が歴史に残ることはほとんどない。松陰と同じ屋根の下に暮らしながら、彼女たちは何を思い、どんな行動をとったのか。彼女たちの生きた軌跡が辿れるなら、これまでとは違った角度から松陰とその時代が照射されるに違いない。本書は、杉家に籍を置いた女たちの、数奇な運命の物語である。
目次
- 嫁入り—持参金付き花嫁だった松陰の母・瀧
- 神童—「勉強オタク」の松陰を案じる瀧
- 毛利家—松陰の才能を見抜いた?「そうせい侯」
- 仲良し兄妹—長女・千代が抱いた疎外感
- 父と娘—百合之助と千代の2人暮らし
- 九州遊学—好男子・松陰に憧れる二女・寿
- 脱藩—松陰の「友達思い」に呆れる寿
- 寿の結婚—相手は松陰お墨付きの人格者
- 密航未遂—松陰の「ノーふんどし」を笑う寿
- 牢獄—松陰の、女囚との交流を冷やかす千代〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より