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日本資本主義の正体

中野雅至著

(幻冬舎新書, 370)

幻冬舎, 2015.1

タイトル読み

ニホン シホン シュギ ノ ショウタイ

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内容説明・目次

内容説明

いまや資本主義は、低成長とパイの奪い合い、格差拡大という三つの矛盾を抱え、完全に行き詰まった。特に日本では、長時間死ぬほど働いても給料が上がらず、資本家による労働者からの露骨な搾取が蔓延っている。しかし日本人はそれに文句も言わず、賃上げ要求のデモやストライキをすることもない。なぜ日本の労働者はかくも鈍感なのか。経営者の多くも儲かっていない中、富はどこに吸い込まれているのか。日本資本主義の特殊性を謎解きし、搾取の構造から抜け出す方法を提示する。

目次

  • 第1章 生活が楽でないという現状
  • 第2章 貧しいのは自助努力不足か、それとも、世間が悪いのか?
  • 第3章 経済成長なき資本主義の現実
  • 第4章 トマ・ピケティの大著『21世紀の資本』から読み解く資本主義の行く末
  • 第5章 日本資本主義の限界
  • 第6章 企業が収奪する日本資本主義の正体
  • 第7章 政治や国家はあなたを守ってくれるか?
  • 第8章 防衛としてのサバイバルシステムの構築

「BOOKデータベース」 より

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