ハンナ・アレント : 共通世界と他者

Bibliographic Information

ハンナ・アレント : 共通世界と他者

中島道男著

東信堂, 2015.1

Other Title

ハンナアレント : 共通世界と他者

Title Transcription

ハンナ・ アレント : キョウツウ セカイ ト タシャ

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Note

文献: 各章末

アレントの著作: p218-219

Description and Table of Contents

Description

自由と友愛の共通世界—その基底をなす「他者」と「複数性」。テロルとイデオロギーによってすべての人間を巨大な「単数」に組織する全体主義と対比して、本書が強調するアレント思想の核心は「複数性」である。アレントが自由と友愛の共通世界として志向するのは、各々が「他者」である「複数」の人間から成る共同体であり、その成立を巡って本書で考察される政治論、文化論、人権論、権力論等のすべてにもこの「複数性」が貫通しているが、それは純一を尊ぶ日本の「和の精神」の、あるいは対極にあるものかもしれない。

Table of Contents

  • 第1章 世界への愛(アレントをいかに読むか;「他者たちと関連づけられた自己」 ほか)
  • 第2章 政治・自由・他者(政治と自由;自由と他者 ほか)
  • 第3章 趣味判断論—共通世界と他者(芸術と政治;趣味判断、他者の現前、共通世界 ほか)
  • 第4章 人権論—“諸権利をもつ権利”と共通世界(“諸権利をもつ権利”、複数性、共通世界;現代社会と居場所のない者 ほか)
  • 第5章 権力—デュルケムの「力」との関連で(「権力」と自由—アレントの場合;集合的沸騰と力—デュケルムの場合 ほか)
  • 第6章 “公共性”論の位置—デュルケム、バウマン、アレント(デュケルム;バウマン ほか)

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Details

  • NCID
    BB17991228
  • ISBN
    • 9784798912745
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    xi, 225p
  • Size
    20cm
  • Classification
  • Subject Headings
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