天下人の神格化と天皇

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天下人の神格化と天皇

野村玄著

思文閣出版, 2015.1

タイトル読み

テンカビト ノ シンカクカ ト テンノウ

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内容説明・目次

内容説明

近世の政治史を考えるうえでの重要な問題の一つは、秀吉から家康に至るまでの間、彼らによる天皇の位置づけが変化していく中、今度はその天下人自身までもが神格化を遂げていたことであった。豊臣秀吉や徳川家康の神格化が、なぜ近世前期の政治過程において要請され、それらはどのように実現したのかを解明し、そこでの天皇・朝廷の行動と意味を再検討するとともに、その後の徳川将軍家が天下人の神格や天皇・朝廷といかに向き合ったのかを、綱吉期までを視野に入れ叙述する。

目次

  • 第1部 豊臣秀吉・徳川家康の神格化と天皇(慶長期初頭の政治情勢と豊国大明神;東照大権現号の創出と徳川秀忠;徳川家光の国家構想と日光東照宮)
  • 第2部 身分集団としての禁中・公家中と江戸幕府(近世の堂上公家と身分制;領主としての公家と家綱政権)
  • 第3部 徳川将軍家の国家構想の継承と限界(天和・貞享期の綱吉政権と皇位;元禄・宝永期の徳川綱吉と「かけまくもかしこき日のもとの国」)

「BOOKデータベース」 より

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