イランにおける宗教と国家 : 現代シーア派の実相
著者
書誌事項
イランにおける宗教と国家 : 現代シーア派の実相
ナカニシヤ出版, 2015.1
- タイトル別名
-
現代イランにおけるイスラーム国家と法学界の研究 : イスラーム指導体制下の宗教と国家をめぐって
- タイトル読み
-
イラン ニオケル シュウキョウ ト コッカ : ゲンダイ シーアハ ノ ジッソウ
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注記
学位取得論文「現代イランにおけるイスラーム国家と法学界の研究 : イスラーム指導体制下の宗教と国家をめぐって」 (京都大学, 2011年) を基に、その後進めてきた著者の研究成果と合わせ、加筆修正したもの
参考文献: p223-236
内容説明・目次
内容説明
イスラーム法学者とは何者か。現イラン国家が宗教界とどのような結びつきを持っているのか、そのことがどのような意味を持っているのか、という点は、ほとんど無視されてきたといっても過言ではない。本書はその空白を埋めて、イランの政治・社会の実態を、宗教界との関係において明らかにする。宗教界との関係から見えた、イランの社会と国家体制の実態、そして変動の予兆。
目次
- イランの国家研究としての宗教界研究
- 第1部 宗教界と社会(宗教界の史的展開とイラン革命;一般信徒の実践とイスラーム法学者の存在—感性の規律化と「楽しさ」の位相;聖者としての法学権威—現世利益と奇蹟;「学知」の再生産と法学権威事務所運営)
- 第2部 宗教界と国家(ホメイニー指導体制下における国家と宗教界の関係;法学権威制度への国家介入と宗教界における「学知」の行方;権威主義体制化する宗教界;イスラーム共和体制下における生命をめぐる法‐倫理関係;イスラーム外交の転換—イデオロギー外交から文化外交へ)
- 宗教界とイスラーム体制の未来
「BOOKデータベース」 より