ハイパー・インフレの人類学 : ジンバブエ「危機」下の多元的貨幣経済

書誌事項

ハイパー・インフレの人類学 : ジンバブエ「危機」下の多元的貨幣経済

早川真悠箸

人文書院, 2015.2

タイトル別名

ハイパーインフレの人類学 : ジンバブエ危機下の多元的貨幣経済

An anthropology of hyperinflation : multiple monies and the people in Zimbabwe

タイトル読み

ハイパー インフレ ノ ジンルイガク : ジンバブエ キキ カ ノ タゲンテキ カヘイ ケイザイ

大学図書館所蔵 件 / 79

この図書・雑誌をさがす

注記

博士論文 (大阪大学, 2012年度) に大幅に加筆・修正したもの

参考文献: p225-233

巻末に「ハイパー・インフレと経済状況の推移」あり

内容説明・目次

内容説明

2008年から2009年かけて未曽有のインフレーションに陥った南部アフリカの内陸国ジンバブエで、著者はフィールドワークを敢行した。本書は現代経済学において「経済の解体」とされるような危機的状況に直面した人びとの反応と選択を、生活者の視点で記述し分析するものである。経済人類学では、すでに欧米近代の一元的な貨幣論が批判的に検討されてきたが、本書は、まさに一元的貨幣が相対化され、多元的な貨幣状況が立ち現われた現場をとらえている。非常に貴重かつユニークなエスノグラフィーであり、一元的貨幣論に縛られた経済学への反論でもある。

目次

  • 序章 ハイパー・インフレーションの人類学的研究
  • 第1章 ジンバブエ「危機」—歴史背景と経済状況
  • 第2章 首都ハラレ—調査地とインフォーマント
  • 第3章 現金
  • 第4章 預金
  • 第5章 外貨
  • 第6章 小額紙幣と高額紙幣
  • 結章 「意味」の危機
  • おわりに—複数通貨制へ

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

ページトップへ