周縁のマルクス : ナショナリズム、エスニシティおよび非西洋社会について
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周縁のマルクス : ナショナリズム、エスニシティおよび非西洋社会について
社会評論社, 2015.2
- Other Title
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Marx at the margins : on nationalism, ethnicity, and Non-Western societies
周縁のマルクス : ナショナリズムエスニシティおよび非西洋社会について
- Title Transcription
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シュウエン ノ マルクス : ナショナリズム エスニシティ オヨビ ヒ セイヨウ シャカイ ニツイテ
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Note
その他の訳者: 佐々木隆治, 斎藤幸平, 隅田聡一郎
監訳: 平子友長
原著 (The University of Chicago Press, 2010) の全訳
参考文献: p385-400
Description and Table of Contents
Description
マルクスは、資本主義のグローバル化が生み出してきた植民地主義やエスニック・マイノリティの問題についてどのように考えたのか。本書は、すでに刊行されている著作や手紙のみならず、未刊行の抜粋ノートも含め、膨大な文献を渉猟し、この問いに答えようとする。そこから見えてくるのは、西洋中心主義的な近代主義者マルクスではなく、非西洋社会の共同体を高く評価した、近代の批判者としてのマルクスにほかならない。思想的転換を遂げた、晩期マルクスの未完のプロジェクトが遂にその姿を現す。
Table of Contents
- 第1章 一八五〇年代における植民地との出会い—インド、インドネシアおよび中国に対するヨーロッパの衝撃
- 第2章 ロシアとポーランド—民族解放と革命の関係
- 第3章 人種、階級、奴隷制—第二次アメリカ革命としての南北戦争
- 第4章 アイルランド—ナショナリズム、階級および労働運動
- 第5章 『要綱』から『資本論』へ—複線的テーマ
- 第6章 非西洋社会および前資本主義社会に関する晩期の諸著作
- 補遺 一九二〇年代から今日までの『マルクス=エンゲルス全集』(MEGA)の遍歴
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