書誌事項

承認欲望の社会変革 : ワークキャンプにみる若者の連帯技法

西尾雄志, 日下渉, 山口健一著

(変容する親密圏/公共圏, 11)

京都大学学術出版会, 2015.3

タイトル読み

ショウニン ヨクボウ ノ シャカイ ヘンカク : ワーク キャンプ ニ ミル ワカモノ ノ レンタイ ギホウ

注記

参考文献: 各章末

内容説明・目次

内容説明

若者は不安定化する社会経済的状況にもかかわらず、なぜボランティア活動に身を投じるのか。孤独、不安、差別、貧困、災害を接点に異なる人びとが出会い、「苦しみ」を反転させ、世界を変える共同性を創出していく新時代のボランティア論。

目次

  • 序章 承認欲望の社会変革—ワークキャンプにおける親密性の公共機能
  • 第1章 公と私の円環運動—親密圏が秘める公共性
  • 第2章 「根拠地」へと下降する—安保時代のもうひとつの学生運動
  • 第3章 ワークキャンプの「名づけの力」—中国キャンプの親密圏が秘める可能性
  • 第4章 「祝祭」の共同性—フィリピン・キャンプにおける素人性の潜在力
  • 第5章 “つながり”の現地変革としてのワークキャンプ—東日本大震災における唐桑キャンプの経緯と意味世界
  • 第6章 ワークキャンプにおける“公共的な親密圏”生成—唐桑キャンプにみる若者ボランティア活動の意義と危険性
  • 終章 親密圏が誘発する公共性—ワークキャンプ論のアリーナへ

「BOOKデータベース」 より

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