海と湖の貧栄養化問題 : 水清ければ魚棲まず

書誌事項

海と湖の貧栄養化問題 : 水清ければ魚棲まず

山本民次, 花里孝幸編著

地人書館, 2015.3

タイトル別名

貧栄養化問題 : 海と湖の : 水清ければ魚棲まず

タイトル読み

ウミ ト ミズウミ ノ ヒンエイヨウカ モンダイ : ミズ キヨケレバ ウオ スマズ

大学図書館所蔵 件 / 106

この図書・雑誌をさがす

注記

引用文献: 各章末

内容説明・目次

内容説明

1970年代のわが国では水域の富栄養化が進行し、海や湖沼で赤潮が発生して問題となったが、その後の水質改善の努力が功を奏し、水質は良好になってきた。しかしその一方で、栄養塩不足、つまり「貧栄養化」が原因と思われる海苔の色落ちや漁獲量の低下が報告されている。これが「貧栄養化問題」である。本書は、瀬戸内海、諏訪湖、琵琶湖といったすでに問題が指摘された水域における、これまでの水質浄化の取り組み、長年にわたって蓄積された水質データ、生態系の変化などから、「貧栄養化問題」の背後にあるプロセスとメカニズムを浮き彫りにする。

目次

  • 第1章 諏訪湖の「富栄養化問題」と「貧栄養化問題」
  • 第2章 琵琶湖の水質変化と漁獲量の変動
  • 第3章 瀬戸内海の貧栄養化—その原因、プロセス、メカニズム
  • 第4章 瀬戸内海東部の貧栄養化と漁業生産
  • 第5章 瀬戸内海におけるアマモ場の変化—生態系構造のヒステリシス
  • 第6章 北海沿岸における貧栄養化と水産資源変動
  • 第7章 栄養環境の変遷と水産覚え書き

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

ページトップへ