政治勢力としての陸軍 : 予算編成と二・二六事件

書誌事項

政治勢力としての陸軍 : 予算編成と二・二六事件

大前信也著

(中公叢書)

中央公論新社, 2015.2

タイトル別名

政治勢力としての陸軍 : 予算編成と二二六事件

タイトル読み

セイジ セイリョク トシテノ リクグン : ヨサン ヘンセイ ト ニ・ニロク ジケン

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文献あり

内容説明・目次

内容説明

満洲事変以降、国防の充実を最優先する陸軍は、要求する政策を実現するためにどのような政治行動をとったか。本書は関係者の日記など膨大な資料を利用して、昭和一一年度予算編成の過程を詳細に検証する。とりわけ、陸軍省首脳のリーダーシップの欠如に起因する中堅幕僚の擡頭、部内上下の亀裂と統制の乱れに注目し、予算編成をめぐる紛糾、二・二六事件の善後処置の立案、さらに広田弘毅内閣組閣の際の介入などが、中堅層の主導で進められたことを明らかにする。政治勢力としての昭和期陸軍の実態に光を当てる力作論考。

目次

  • 第1章 予算編成方針の決定と陸軍の概算要求(予算編成方針の決定;陸軍の概算要求)
  • 第2章 陸軍省中枢の変容と大蔵省の査定(陸軍省中枢の変容;大蔵省の査定)
  • 第3章 予算閣議の紛糾と参謀本部の異議申し立て(予算閣議の紛糾;参謀本部の異議申し立て;昭和一一年度陸軍予算編成の政治史的意味)
  • 第4章 陸軍省の内訌の軍備計画の検討(陸軍省の内訌;軍備計画の検討)
  • 第5章 二・二六事件の善後処置と政策実現要求(二・二六事件の善後処置;政策実現要求;国防の充実の具体的成果)

「BOOKデータベース」 より

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