津田左右吉、大日本帝国との対決 : 天皇の軍服を脱がせた男
著者
書誌事項
津田左右吉、大日本帝国との対決 : 天皇の軍服を脱がせた男
勉誠出版, 2015.3
- タイトル別名
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津田左右吉大日本帝国との対決 : 天皇の軍服を脱がせた男
- タイトル読み
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ツダ ソウキチ、 ダイニホン テイコク トノ タイケツ : テンノウ ノ グンプク オ ヌガセタ オトコ
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注記
注釈: p346-362
津田左右吉年譜: p363-371
内容説明・目次
内容説明
明治末年、津田は日本近代の破局を予言した。天皇を軍事指導者に祀り上げる帝国に真っ向から対抗し、その本来の姿を説いた「津田裁判」。法廷対決に秘められた歴史の叡智とは?戦後70年、全く新しい「格闘する」評伝、津田左右吉。
目次
- 第1章 煩悶する明治青年の肖像—藤村操自殺の衝撃(底流としての佐幕;一茶論に現れる理想的人間像;一年で東京専門学校を卒業する ほか)
- 第2章 大正デモクラシー時代の国民性批判—エルテルからファウストへ(鴎外『かのやうに』が示す歴史家の宿命;自らの来歴を説明できない日本人;宿命を乗り越える歴史学 ほか)
- 第3章 東洋の日本で無く世界の日本であれ—昭和に現れた「脱亜論」(本居宣長の「からごころ」批判;内藤湖南、井上哲次郎らへの批判;不機嫌な津田 ほか)
- 第4章 大日本帝国との対決—「軍人天皇」から「国民の天皇」へ(帝国日本の正統性を問う裁判;帝国の唯物主義;宿命としての軍人天皇 ほか)
- 第5章 戦後日本人への項門の一針—成長なき日本人へ(敗戦;戦争中から「去勢」されていた日本人;生活は「なる」ことではなくして「する」ことである ほか)
「BOOKデータベース」 より