カフカの動物物語 : 「檻」に囚われた生
著者
書誌事項
カフカの動物物語 : 「檻」に囚われた生
水声社, 2015.3
- タイトル別名
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カフカの動物物語 : 檻に囚われた生
- タイトル読み
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カフカ ノ ドウブツ モノガタリ : オリ ニ トラワレタ セイ
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注記
博士論文(名古屋大学, 2010年)を基に加筆修正したもの
参考文献: p233-244
内容説明・目次
内容説明
“檻”の動物が訴えるものとは?様々な抑圧に曝され苦しむカフカの動物たち、存在の危機に瀕する彼ら彼女ら/動物たちは隠蔽された問題を我々/人間に暴露し始める…時代の“破れ目”を穿つカフカの文学に、“人間像”再考の契機を見出す。
目次
- 第1章 “動物物語”とは(“動物物語”を研究する意義;“動物物語”の特性;“動物物語”とその寓話性の問題)
- 第2章 社会的な“檻”(『あるアカデミーへの報告』;人間と動物の区別;戦略としての擬態;「人間という出口」と「自由」の問題;「人間」であることの苦しみ)
- 第3章 他者との関係・身体という“檻”(カフカの“動物物語”と身体性;『変身』;家族という檻;「寄生虫的存在」;“動物物語”における身体記号)
- 第4章 認識という“檻”(欺瞞・審級・不変性;『ある犬の研究』;『巣穴』—脱領域の可能性という問い;『歌姫ヨゼフィーネ、あるいは二十日鼠族』)
- 最終章 動物という表象とこれからの“動物物語”
「BOOKデータベース」 より