絵画に焦がれた写真 : 日本写真史におけるピクトリアリズムの成立
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絵画に焦がれた写真 : 日本写真史におけるピクトリアリズムの成立
森話社, 2015.3
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カイガ ニ コガレタ シャシン : ニホン シャシンシ ニオケル ピクトリアリズム ノ セイリツ
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Note
年表: p313-321
主要参考文献: p323-341
索引あり
Description and Table of Contents
Description
幕末に新たな「技術」として渡来した写真は、明治・大正期を通じ欧米での展開に共鳴しながら「芸術」としてのありようを模索する。絵画的な画面構成によって、美術としての写真表現に挑んだピクトリアリズムの動向を、近代日本美術や展覧会制度との関係から読み解き、モダニズム写真へと至る「写真芸術」の誕生を描きだす。花王芸術・科学財団「第9回美術に関する研究奨励賞」受賞研究。
Table of Contents
- 1 言説から見る日本のピクトリアリズム(欧米におけるピクトリアル写真の呼称—“Photographie artistique”をめぐって;写真史編纂上のピクトリアリズムの成立—ニューホールの『写真の歴史』を中心に ほか)
- 2 ピクトリアリズムの受容—“外国写真展覧会”の開催とその影響(開催時の時代背景;“外国写真展覧会”開催までの経緯 ほか)
- 3 日本におけるピクトリアリズムの成立へ(日本写真史における小川一真の位置をめぐって;小川一真の帝室技芸員任命と「東京美術学校写真科設置上申書」 ほか)
- 4 ピクトリアリズムにおける「アカデミズム」(欧米における官・公設美術展、博覧会での写真の扱い—フランス第二帝政期におけるサロンと写真を中心に;日本写壇とアカデミズム—文部省美術展覧会写真部門設置をめぐって ほか)
- 結論 「芸術写真」—ピクトリアリズムとモダニズムの間で…
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