唐代の文学理論 : 「復古」と「創新」

書誌事項

唐代の文学理論 : 「復古」と「創新」

永田知之著

(プリミエ・コレクション, 57)

京都大学学術出版会, 2015.3

タイトル別名

唐代の文学理論 : 復古と創新

Literary theories in the Tang period : "revival" and "innovation"

唐代的文學理論 : "復古"與"創新"

タイトル読み

トウダイ ノ ブンガク リロン : 「フッコ」ト「ソウシン」

大学図書館所蔵 件 / 92

この図書・雑誌をさがす

注記

英文タイトルおよび中国語タイトルは巻末要旨による

博士学位論文 (京都大学, 2008年) に大幅な補訂を加えて成ったもの

参考文献一覧: p486-525

内容説明・目次

内容説明

唐代の文学者は、その豊かな実作ほどに、体系的な理論を伝えない。陳子昂をめぐる言説と釈皎然らの詩論を取り上げ、復古・創新という観点から当時の文学論を読み直し、唐宋以降の中国文学の展開を読み解くための視座を提示する。

目次

  • 序章 唐代文学理論研究の新たな視座と材料を求めて
  • 第1章 盧蔵用が抱いた文学観と陳子昂像の形成—詩人と伝記作者
  • 第2章 唐人の意識下における陳子昂—「先達」への眼差し
  • 第3章 宋人の見た陳子昂—続「先達」への眼差し
  • 第4章 通史から見た唐代の文学史観—歴史を書く人々
  • 第5章 唐代「詩格」研究序説—「詩学」成立への一過程
  • 第6章 皎然『詩式』の構造—摘句と品第
  • 第7章 皎然の文学史観—「今人」も「古えに及」ぶ
  • 第8章 皎然の詩論と唐代の文学論—同じものと違うもの
  • 第9章 『吟窓雑録』小考—詩学文献としての性格を探る試み
  • 終章

「BOOKデータベース」 より

関連文献: 1件中  1-1を表示

詳細情報

ページトップへ