日ざかり
著者
書誌事項
日ざかり
晶文社, 2015.2
- タイトル別名
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The heat of the day
- タイトル読み
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ヒザカリ
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注記
原タイトル: The heat of the day
エリザベス・ボウエン略年譜および第二次世界大戦関連事項: p466-473
内容説明・目次
内容説明
ステラの部屋に招かれざる客、ハリソンが押し入ってきた。彼女の愛するロバートが、敵国のスパイであることをほのめかし、黙っていてほしければ…とステラに関係を迫ってくる。ロバートがスパイなのかどうか、本人に聞けばわかるはず。でも、もし本当にスパイだとしたら、このままふたりの関係を続けていくのは難しい…。恋人どうしであっても詰め寄れない難問をかかえ、ステラは戦時下のロンドンを彷徨う。先行きのない人々の倦怠が、夕暮れに漂っている。この厄介な状況は戦争のせいなのか、それとも、この現実があってこそのふたりなのか。第二次大戦下のロンドンの実相を描き、ボウエンの哲学的ともいえる人間考察が、その深淵をみせる傑作長編。
「BOOKデータベース」 より