保存修復の技法と思想 : 古代芸術・ルネサンス絵画から現代アートまで
著者
書誌事項
保存修復の技法と思想 : 古代芸術・ルネサンス絵画から現代アートまで
平凡社, 2015.3
- タイトル別名
-
Teoria e tecnica del restauro e della conservazione
保存修復の技法と思想 : チェーザレ・ブランディ(1906-1988)の介入倫理を軸として
古代芸術ルネサンス絵画から現代アートまで
チェーザレ・ブランディ1906-1988の介入倫理を軸として
- タイトル読み
-
ホゾン シュウフク ノ ギホウ ト シソウ : コダイ ゲイジュツ・ルネサンス カイガ カラ ゲンダイ アート マデ
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注記
博士論文「保存修復の技法と思想 : チェーザレ・ブランディ (1906-1988) の介入倫理を軸として」(京都大学, 2014年) に加筆・修正したもの
参考文献: p305-320
内容説明・目次
内容説明
近代保存修復学のパイオニア、チェーザレ・ブランデイの理論を軸に技法と思想をつなぎ直す。作品の価値とは何か、オリジナルとはいかなることか。現代美術にまで対象を広げ、芸術を語る新たな批評言語の創造へ向けた、気鋭の若手研究者/修復士による意欲作。
目次
- 序章 「診断」
- 第1章 洗浄の哲学—可逆性(「ここに、特定の「病気」は存在しない」;古色再考 ほか)
- 第2章 補彩の技法—判別可能性(「再び花開く」こと;作者を騙る—贋作、複製、偽造 ほか)
- 第3章 甦る芸術の生を求めて—適合性(素材のに調和へのまなざし;副次的なものと保存修復 ほか)
- 第4章 修復という「嘘/ファンタジー」—最小限の介入(介入倫理;「不変」の創造は可能か ほか)
- 第5章 欠落と証言のアーカイヴ—保存修復としてのドキュメンテーション(記憶し、救い出すこと;ドキュメンテーション制度の起源 ほか)
- 第6章 保存修復学再考—「修復は、一瞬の閃光ではない」(ブランディ『修復の理論』のアクチュアリティと応用可能性;日本とイタリア修復額学の交差 ほか)
「BOOKデータベース」 より