チェルノブイリの犯罪 : 核の収容所
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チェルノブイリの犯罪 : 核の収容所
緑風出版, 2015.5-2015.9
- 上巻
- 下巻
- タイトル別名
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Le crime de Tchernobyl : le goulag nucléaire
- タイトル読み
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チェルノブイリ ノ ハンザイ : カク ノ シュウヨウジョ
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注記
下巻の翻訳者: 中尾和美, コリン・コバヤシ, 新郷啓子
内容説明・目次
- 巻冊次
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上巻 ISBN 9784846115050
内容説明
チェルノブイリ原発事故は、ベラルーシ、ウクライナそしてロシアの国土の大部分、いな北半球の広大な土地をストロンチウム90やセシウム137、そしてプルトニウムで汚染し、数百年から数万年にわたって人々の健康や自然に影響を与え続ける。事故の収束のために動員された膨大な数の兵士や炭坑夫=リクビダートルたちは、次々に放射線障害に倒れ、住民たちの被害も拡大するばかりである。本書は、この惨事の影響を克明に明らかにしているだけではない。IAEA(国際原子力機関)をはじめとする国際原子力ロビーの専門家や各国の政府が事実を穏蔽するばかりか、いかに迫害しているかを白日の下に明らかにする。ここに収録されている膨大な数のインタビューは、チェルノブイリの犯罪を告発しているのである。
目次
- 第1部 黙殺された知(海に投げられたボトルメッセージ;医学と核権力 ほか)
- 第2部 知(ヴァシーリ・ネステレンコあるいは物理学者の誠実さ;犠牲にされたリクビダートル ほか)
- 第3部 投獄された研究(ユーリ・バンダジェフスキー、制御不能の研究者;ユーリ・バンダジェフスキーの知見 ほか)
- 第4部 民主主義の顔をした収容所の看守(嘘つきヨーロッパ;現場を占拠した無能なフランス人たち ほか)
- 巻冊次
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下巻 ISBN 9784846115135
内容説明
下巻は、自らの意志に反して反逆者とならざるを得なかった2人の科学者らの闘い及び国際原子力ロビーによる欺瞞を軸に、森と湖の国ベラルーシの放射能汚染の恐るべき実態を明らかにする。
目次
- 第5部 ヴァシーリ・ネステレンコの村々(汚染された村を間近から見る;スコロドゥノイェ;ローザ・ルクセンブルク ほか)
- 第6部 耳を貸さない公的組織(国連に宛てた二通の手紙;キエフ会議;三人の賢人)
- 第7部 バンダジェフスキー事件—不正が生む冤罪(スターリン主義的な裁判;刑務所の衝撃;地獄くだり ほか)
- 付録
「BOOKデータベース」 より