本でつくるユートピア : 韓国出版情熱の現代史
著者
書誌事項
本でつくるユートピア : 韓国出版情熱の現代史
北沢図書出版, 2015.4
- タイトル別名
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本の共和国から
- タイトル読み
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ホン デ ツクル ユートピア : カンコク シュッパン ジョウネツ ノ ゲンダイシ
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注記
「本の共和国から」(ハンギル社2009年3月刊) の翻訳。日本語版制作にあたり、「私には聖書よりも民族の歴史が先だ」、「写真で見るハンギル歴史紀行」、「インドを訪ねる人々」の三章を割愛
内容説明・目次
内容説明
韓国のジャーナリズムが言論の自由を失っていった1970年代、新聞記者を辞めた筆者は出版社を起こした。書かれるべき本、読まれるべき本を、自分の手で出版するためだった。発禁処分も恐れずに『解放前後史の認識』に挑み、韓国人にとってタブーであった日本人著者の翻訳本『ローマ人の物語』(原作・塩野七生)はロングセラーとなった。「正しい歴史認識を追求しよう」という韓国人の願いが、過去の出来事の反省だけではなく、「今ここからの歴史を築く」という意味をもつことを、この本ではじめて知ることになるだろう。
目次
- 今も思い出す偉大な思想家、咸錫憲先生—咸錫憲先生の本を読み、つくりながら
- 一日たりとも忘れたことのない祖国と故郷—ベルリンでの尹伊桑先生へのインタビュー
- 私は歴史の道を歩きたい—言論人・宋建鎬先生との対話
- 私は真実を明らかにするために書く—李泳禧先生の『偶像と理性』をつくって
- 母と祖国が教えてくれた言葉を守りたい—李五徳先生の教育運動、国語・作文運動
- 発禁となった朴玄〓(さい)先生の『民族経済論』—本をつくり国土をめぐる
- 歴史の前で民衆とともに—神学者・安炳茂先生との出会いと本づくり
- マルク・ブロックの『歴史のための弁明』—正義の歴史は決して死なない
- 私は現実を改革しようとする現実主義者です—スパーセラーとなった塩野七生先生の『ローマ人の物語』
- ハンギル社を訪れた偉大な歴史家ホブズボーム先生—歴史に関心を持つことは未来に希望を託すこと〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より