書誌事項

「新しい人間」の設計図 : ドイツ文学・哲学から読む

香田芳樹編著

青灯社, 2015.5

タイトル別名

新しい人間の設計図 : ドイツ文学哲学から読む

タイトル読み

アタラシイ ニンゲン ノ セッケイズ : ドイツ ブンガク テツガク カラ ヨム

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収録内容

  • 「超」人化する人間の未来 / 香田芳樹著
  • わたしは若木のような新たな姿となって星々にのぼっていく : 古代から中世にいたる「死と再生」の形象について / 香田芳樹著
  • ヤーコプ・ベーメにおける「再生」思想 : 光と闇とを分解する聖霊の働きを中心に / 富田裕著
  • シラーの美的「群体」とトランブレーの「ヒドラ・ポリプ」 / 坂本貴志著
  • 近代開始期の「新生」への夢 / 今泉文子著
  • 道徳の育種家としてのニヒリスト : ニーチェとダーウィニズム / 清水真木著
  • 有機体としての国家 : もう一つの「超人」の夢 / 石田雄一著
  • 反暴力のユートピア : ローベルト・ムージルの『特性のない男』における神秘主義的言説の検証 / 北島玲子著
  • 労働への動員か遊戯への接続か : エルンスト・ユンガーの「有機的構成」とベンヤミンの「集合体」について / 大宮勘一郎著

内容説明・目次

内容説明

ドイツの精神史から読みとる、「再生」への道のり。理想と現実、技術と自然、進化と再生—古代・中世から現代に至る、矛盾と葛藤の中からひらかれた、新しい統一的人間像。その試行錯誤の道程を、ドイツ文学・哲学研究の旗手たちの思索によってたどる。

目次

  • 1 中世とバロック:神話から救済へ(「わたしは若木のような新たな姿となって星々にのぼっていく」—古代から中世にいたる「死と再生」の形象について;ヤーコプ・ベーメにおける「再生」思想—光と闇とを分解する聖霊の働きを中心に)
  • 2 近代:新しい人間の創造(シラーの美的「群体」とトランブレーの「ヒドラ・ポリプ」;近代開始期の「新生」への夢)
  • 3 世紀転換期:ダーウィニズムと超人思想(道徳の育種家としてのニヒリスト—ニーチェとダーウィニズム;「有機体としての国家」—もう一つの「超人」の夢)
  • 4 現代:技術時代のユートピア(反暴力のユートピア—ローベルト・ムージルの『特性のない男』における神秘主義的言説の検証;労働への動員か遊戯への接続か—エルンスト・ユンガーの「有機的構成」とベンヤミンの「集合体」について)

「BOOKデータベース」 より

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