日本の森列伝 : 自然と人が織りなす物語
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書誌事項
日本の森列伝 : 自然と人が織りなす物語
(ヤマケイ新書, YS016)
山と溪谷社, 2015.6
- タイトル読み
-
ニホン ノ モリ レツデン : シゼン ト ヒト ガ オリナス モノガタリ
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内容説明・目次
内容説明
海を渡ったブナの謎、海底に沈む太古の埋没林、宗教と国家権力に翻弄された山—知れば知るほど深い日本の森。北海道から沖縄まで、強烈な個性と存在感を持つ森を訪ね、生命の生存戦略の奥深さ、そして人との関わりが生んだ知られざる歴史を追う。森林インストラクターであり、元・共同通信記者でもある著者による、森林大国・日本の12の森のルポ。
目次
- ブナ、10万年の彷徨 北から南へ、そしてまた北へ—北海道黒松内・北限のブナの森
- 厳冬の季節風が巻き起こす砂嵐、植えては枯れる辛苦の400年—山形県・庄内海岸砂防林
- 豪雪の山で生き抜く人と植物たちのしたたかな知恵—福島県・奥会津源流域の森
- 冬の豪雪と夏の霧、離島が育んだ知られざる神秘の森—新潟県佐渡島・新潟大学演習林
- 屋久島をはるかに凌ぐ巨大スギ群、謎に満ちた生態—富山県立山・稜線を覆うタテヤマスギの森
- 埋没林が語る巨木伝説、太古の森はなぜ海底に沈んだのか—富山県・魚津洞杉の森
- 標高1500mの稀有な空間に秘められた300年伐採の歴史—長野県松本市・上高地の森
- フィリピン海プレートが運んできた大地—静岡県伊豆半島・天城山の森
- 宗教と国家権力に翻弄されながらいまに続く森—滋賀県・比叡山延暦寺の森
- 神鹿降臨に始まる神の山は、シカの食害で衰退の危機—奈良県・春日山原始林
- 南限のトウヒ白骨林が教えてくれるのは、人災か自然現象か—紀伊半島・大台ヶ原の森
- 汽水域に生きる不思議の樹木たち—沖縄県西表島・マングローブの森
「BOOKデータベース」 より